モバイルwifiやポケットwifiという名称で屋内外を問わず、いつでも高速インターネット通信が利用できるサービスは、データ使用量が多いユーザーや、家庭に固定回線を引いていない人に重宝されています。
スマートフォンを所有している人の中にはデザリング機能を利用してPCやタブレット端末でも屋外でインターネットに接続することが可能ですが、データ使用量およびバッテリー消費量の2重苦に合って限界に感じている人も多いと重もいます。
そんな時、大容量のデータ通信が割安料金で利用できるモバイルwifiならデータ通信量やバッテリー消費量を気にすることなく利用可能です。
携帯型の端末でどこでもインターネットが利用できるwifiサービスは、大手携帯電話会社の各社から提供されていますが、一番人気はWiMAXです。
WiMAXとは、4GやLTEと同じように通信規格の1つで、KDDIグループのUQコミュニ―ケーションズが取り扱っています。
では、次にWiMAXを他社のモバイルwifiと比較検証してみます。
モバイルwifiを比較
通信速度 | 網羅性 | データ容量 | 月額料金 | |
---|---|---|---|---|
WiMAX | ◎ | 〇 | 無制限 | 4380円※1 |
ワイモバイル | △ | × | 無制限 | 4380円※2 |
ソフトバンク | 〇 | 〇 | 50GB | 9572円 |
ドコモ | 〇 | ◎ | 30GB | 9525円 |
※1 UQWiMAXの料金プラン
※2 ワイモバイルは7GBプランに「アドバンスオプション(月額648円)」を付けることで実質無制限。
モバイルwifiを比較してみると料金以外の面でもWiMAXが安定しており、人気の理由が分かると思います。
特にWiMAXは各プロバイダから提供されているキャッシュバック特典が高額であり、30000円~40000円も珍しくありません。
また、昔からモバイルwifiではデータ容量が無制限で利用できることで有名であり、固定回線を契約せずにWiMAXだけで生活している人も沢山いるほどです。
ただし、WiMAXでもワイモバイルでもデータ容量が無制限には少し注意が必要です。
と言うのも、短期間にデータを大量に消費してしまうと混雑回避の名目で速度制限がかかってしまう可能性があるからです。
ちなみに速度制限は、両方とも3日間で10GB以上の利用とされており、速度制限がかかってしまうと速度が一気に遅くなってしまい思うようにネットが活用できなくなってしまうので無制限プランだからと言って使い過ぎには注意しましょう。
モバイルwifiの注意点
WiMAXの人気の理由が分かりましたが、契約してから後悔しないようモバイルwifi全体の注意点も紹介しておきたいと思います。
・キャッシュバック特典は一定期間契約が前提
・固定回線に速度や安定性では劣る
・利用するエリアでは圏外になるリスクも
キャッシュバックは高額ですが、提供元のプロバイダも赤字ならないよう最低1年程度は使用続けないと特典を受け取れません。また、すぐに解約してしまうと違約金が高くてかえって損してしまうことがあるので長期の利用を見据えて契約することが重要です。
また、モバイルwifiはスマホなどの携帯電話と同じ電波を受信する仕組みであるため、固定回線に比べると安定性に欠けてしまいます。WiMAXの場合は屋内での利用では他社に比べて感度が悪いなどネットではよく言われています。
サービス対象エリアの網羅性も都心部ならまず心配ありませんが、地方や山間部などはまだまだ圏外になってしまう可能性があります。
まず、自分が利用するエリアや場所では問題なく接続できるか、wifiレンタルサービスなどを活用して試用してみることをおすすめします。